試験の当日に色覚検査(灯色識別検査又は塗色識別検査)を行います。(医師による身体検査証明書を提出された方で、色覚の欄が「その他」又は空欄の方も、試験当日に検査を受けることができます。)
いずれの検査にも合格されない場合は身体検査基準を満たさないこととなり、学科試験及び実技試験に進むことができません。
色覚に不安をお持ちの方は、試験の前にあらかじめJMRAの身体適性相談コーナーにおいて色覚検査を受検することができます。
※既に小型船舶操縦士の資格をお持ちの方、又はJMRAの身体適性相談コーナーで検査に合格した旨の証明書を提出された方は、試験当日の色覚検査は省略されます。
①合格基準
色覚検査の合格基準は、次のとおりです。
「夜間において船舶の灯火の色を識別できること。ただし、灯火の色が識別できない場合は、日出から日没までの間において航路標識の彩色を識別できれば、「航行する時間帯が限定された免許」を取得できる。」
(参考:船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則別表第9)
②航行時間限定免許
上記の「航行する時間帯が限定された免許」(以下、航行時間限定免許)を取得した方は、航行時間が日出から日没までの間に制限されます。
③検査の方法
【灯色識別検査】
両目で覗く視力検査器に似た器具を使用して、次の方法で検査を行います。
- 検査は両目で行います。(眼鏡(色覚補正メガネ含む)、コンタクトレンズの使用も可)
- 検査員が白、赤、緑のいずれかの光を、順不同に各色2回ずつ計6回提示します。
- 全て正解で合格、1つでも間違いがあれば不合格となります。
- 識別できない色又は誤回答があった場合は再検査を行います。
- 再検査においても不合格となった場合、航行時間限定を要件とし、塗色識別検査を行います。
灯色識別検査器の見え方
注:この画面表示と実際の光の色・大きさは若干異なります。また、この画面上での識別は実際の検査の合格を保証するものではありません。
マウスを「白」「赤」「緑」の文字の上に乗せると、その色が表示されます。
白 赤 緑
※ 試験当日に塗色識別検査からの受検を希望される方(航行時間限定免許希望者)は、灯色識別検査は行いません。
【塗色識別検査】
航路標識と同じ塗料を使用した塗色識別検査カードを用いて、次の方法で検査を行います。
- 検査は両目で行います。(眼鏡(色覚補正メガネ含む)、コンタクトレンズの使用も可)
- 色順の異なるカードを試験員が任意に3枚選択し、1枚ずつ受検者に提示します。
- カードには赤、緑、黄の3色の指標が一つずつあり、受検者はカードの左側から、いずれかの色であるか回答します。
- 1枚提示するごとに検査記録表に結果を記載し、検査が終了したら提示ボードの正解の色順と回答記録を照合して判定を行います。
- 全て正解が合格、1つでも間違いがあれば不合格となります。
塗色識別検査カードの例
注:この画面表示と実際のカードの色は若干異なります。また、この画面上での識別は実際の検査の合格を保証するものではありません。
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